私について
こんにちは。
ニュージーランドで総合診療の開業医 General Practitioner として仕事をしている、のり です。
日本で10年ほど、主に外科のトレーニングや診療にあたった後、2002年にニュージーランドに移り住み、こちらで医師としての免許を取りました。
現在ニュージーランド人の夫と娘と共に、北島の街で毎日診療にあったっています。
このブログでは、ニュージーランドでの医療の状況を伝えつつ、日本との違い、ニュージーランドや日本、ひいては世界の医療の質を上げるには何を考え、どうすればいいかなど、私の考えを書いていきます。
また、将来ニュージーランドで仕事をしたい日本人医師の方々に、必要な情報を提供できればと考えています。
2021年現在、コーチングの勉強も始め、プロのコーチングスキルを人々のケア、また教育に織り込んでいきたいと考えています。
個人的な医療相談は受け付けていませんが、どこを受診すれば良いかなど、適切なアドバイスはできますので、必要であれば質問してください。
また、学校や企業の方で、講演の要望があれば喜んでお話しさせていただきます。
お気軽にお問い合わせください。
私の基本的考え
私は、医療は基本的にはエビデンス(医学的根拠)に基づくものだと考えています。医師が皆、自分が信ずる治療法を根拠もなく行えば、患者さんは害を受ける可能性もあります。
ただ私がいつも念頭に置いているのは、
1. エビデンスは変化すること。
2. 最終的には、患者さんがどんな人生を生きたいか。
です。
1. については、今日のエビデンスは1年後には覆されているかもしれません。
更年期のホルモン療法が良い例です。
2. 患者さんがガイドラインに従った治療法をしたくなければ、その理由を聞き、別の選択肢が患者さんに害を与える可能性が低ければ、妥協することもあります。
患者さん自身が私のアドバイスを受けた上で、自分でどの様に生きたいのか何を目標にしているのかを考え、それを私ができる範囲で援助する。
15分の診療時間が終わって、患者さんが部屋を出て行く時、私も患者さんも、この15分が(いつも15分より長くなってしまうんですけれど)意味があるものだったと思えること。
私は、それを目指しています。
私が興味があること
私が興味がある分野は
- ライフスタイル メディスンメディスン Life Style Medicine
- ストレス・軽度うつ病のマネッジメント
- 多汗症の治療 (https://waki-total-care.com)
- コーチング
です。
今後、コーチングの知識と経験を広げていき、普通のGPの仕事とは違った角度からも人々の役に立っていきたいと思います。
興味がある方は、是非メールでご連絡ください。