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covid-19

コロナ疲れ?でも、気づきをポジティブな変化に結びつける機会です

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世界中のみなさん、いががお過ごしでしょうか。

ニュージーランドは先日、2020年5月14日から、アラートレベルが2に引き下げられました。

これに従い、ほとんどのお店は、一定の条件の下で再開できるようになり、街も一見は普段と同じような感じになってきました。

 

『通勤の行き帰りにほとんど車を見ない』というのは、結構気持ち良いものだったのですが、それもなくなりました。

 

このブログを最後にアップデートしてから1ヶ月ほど経ってしまいました。

 

原因は、俗に言う『コロナ疲れ』。

 

幸いなことにニュージーランドでは、スペインやイタリア、アメリカのニューヨークのように、毎日covid-19にかかるリスクに怯えながら身を粉にして働く必要はありませんでした。

それでも急激な診療方法の変化、そしてそれに続くコンスタントな変化に対応する必要がありました。

いつもよりも一人の患者さんの対応に時間がかかるのが余儀なくなり、それでもGPクリニックの収入は激減。

GPの診療のクオリティーとしては、実際に診察室で患者さんと対面で行うのと、電話診療では格段の違いを感じます。

そんな中で、いかに診察して対面での診察を減らし、患者さんに十分な医療を行うか。

 

そんなこんなで、毎日疲れ切っており、アップデートする元気もあまりありませんでした。

 

後は、家にいる人の数が増えたので、毎日ちゃんとした料理を作る必要があり、それも結構疲れました。

時間の余裕はあったのですが、エネルギーの余裕がありませんでした。。

ニュージーランドの医療現場のalert2への対応

GP クリニックの様子

GP クリニックでは、アラートレベル3では『70%の診察をヴァーチャルコンサルトにするように』という指示でした。

アラートレベル2では『50%の診察をヴァーチャルにする』ということになっています。

 

実際のところ、レベルが下がったことでGPクリニックのストレスは下がっていません。

むしろ上がっているかもしれません。

 

私の働く街がある地域では、しばらくcovid-19の陽性例が出ていないのですが、他の街との行き来が始まり、学校がもうすぐ始まることで、どこかに潜んでいたコロナウイルスがばら撒かれる可能性があります。

 

クリニックとしては、今まで以上に気をつけて診察にあたり、患者さんとスタッフを守らないといけません。

 

その対策として、クリニックをゾーンに分けて、covid-19の可能性がある症状の人は、他の患者さんと違う部屋を使って、医師も自分を守るためのガウンやゴーグルなどのギアをつけて診療を行います。

全てのGPクリニックがこのような形にしていないでしょうが、ほとんどはこのシステムを導入すると思います。

 

クリニックの玄関には誰かがいて、建物に入るためのスクリーニングをまだ続けています。

クリニックの予約も現時点では、患者さんが簡単に対面の診察を予約できないようになっていると思います。

 

患者さん達にはご迷惑をかけると思うのですが、クリニックとしても普段より時間も手間もかかる事を安全のためにしていると言う事を理解いただけるとありがたいです。

みんなで協力を続け、ニュージーランドからccovid-19の症例をなくす事を目指しましょう。

運転免許のための健康診断や、子宮ガン検診なども再開されます。

ただ、covid-19の可能性のある方は、症状がなくなるまで待ってから予約してください。

 

追記ですが、現在どの地域でも、症状の有無に関係なくコミュニティのcovid swabを行う場所に行くと、検査をしてもらえると思います。(少なくとも私の働く地域はそうなっています。)

普通はGPやhealthlineと相談する必要もなく、無症状だけれどチェックしたい人も検査してもらえるので、時間の都合がつく人には出来るだけ検査をしてもらいたいと思います。

(無症状であれば、検査の結果が出るまで自己隔離する必要はありません。)



病院

病院では、普通の予定手術、外来が再開されます。(外来の一部で電話で可能なものは電話で行われるかもしれません。)

緊急でないレントゲンなども、始まります。

alert level 4と3の期間中に生じた遅れがあるので、待ち時間はいつも以上に長くなると思います。

もしも自分がまだウェイティングリストに入っているのかどうか心配な方は、病院またはGPに連絡してみてください。

 

薬局

薬局はほぼ通常通りに戻っています。

入り口で入店者の制限はあるかもしれません。

フィジオセラピーなど

フィジオやオステオパスなどは、営業を開始しているところが多いと思います。

ただ、最初に電話で診察するとか、セラピスト(とお客さん)がマスクとガウンをするとか、少し通常と異なる場合もありますので、電話連絡、またはそのビジネスのウェブサイトを参考にしてください。

covid-19での経済的、精神的ストレス

患者さんと話をしていると、多くの人がストレスを感じているのがわかります。

 

ビジネスを短期間閉めないといけなかった経営者の方。

無給休暇を余儀なくされた、労働者の方。

また、ビジネスを永遠に閉めるなった経営者、そこで働いていた方。

 

そこまで経済的に問題なくても、単に『ジムに行けなかった』とか、『友達と会って外でお茶を飲むこともできなかった』など、いつも疑問もなく行なっていたことが、できないのがストレスになっている人もいるようでした。

 

そう言えば、『自分のしたい事をする(外に出歩くなど)権利』を訴えている人たちが、ロックダウンにかかわらず、外でデモしているのが色々な国でニュースになっていましたね。

 

気持ちはわかります。

そう言う意見の人達は、その他の『感染の広がりを抑えよう』としている人と全く違う空間にいてくれて、自分の権利を押し通した結果についての責任を取ってくれれば、問題ないのです。

その空間では、多くの人が病気になって、医者が対応できなくて『基本的医療を受ける権利』を訴えても、叶えられない事を納得してもらわないといけませんが。

(そんな空間で働きたい医療従事者はほとんどいないでしょうから。)

権利を訴える人達は、自分の義務が何か - この場合なら『自分が感染の媒介となって、他の人の健康を損ねる事を避ける』と言う倫理的な義務 - がある事を忘れてしまっているのかなと思います。

 

人々のストレスを改善するためにも、alert level2でもニュージーランドのcovid-19の感染が収束し、ニュージーランドがここから少しずつ復活していくことを期待しています。

前向きに良かった事に目を向けてみよう

見方によれば、今回のcovid-19の件も、色々なことに気づかされる良い機会になったと言えます。

英語でよく言われる『silver lining』というやつです。

曇りの日に、雲の向こうにある太陽が雲の端を銀色に輝かせます。これが『silver lining』です。

オンラインのケンブリッジ辞書によると

『an advantage that comes from a difficult or unpleasant situationとなっています。

『困難な状況にも、良い点がある』と言う意味です。

 

私が気が付いたことは、

  • 家に家族がいることの楽しさ。または煩わしさ(笑)。
  • 車の数が減って、どれだけ街が静かになったか。
  • スーパーマーケットに毎週行かなくても、やりくり出来ること。
  • 世の中のビジネスのシステムにどれほど無駄なものがあったか。
  • 自分で果物や野菜を育てている事が、どれだけ緊急時に助けになるか。

など、色々ありました。

パン焼きやケーキも定期的に作り始め、自然酵母やもやしも作り始めました。

散歩もほぼ毎日、うちの猫と家族と一緒に行っています。

 

自分の時間が増えて、自分がしたい事が色々できることの楽しさに気が付いた人も多いと思います。

または、時間があってもやる事がなくて退屈した人は、趣味や自分の楽しみでやる事がないことに気が付いたかもしれません。

 

この貴重な機会が、どんな気づきに繋がったか。

今は経済的、精神的に辛い思いをしていらっしゃる方にも、最終的にはその気づきを将来のポジテイブな変化に結びつけている事を願っています。

 

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