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covid-19 医療トピック

ロックダウン中に自分や家族のメンタルヘルスのために出来る事

4週間のロックダウン、長いですよね。

皆さんの中には、戦争を体験した事がないほうが多いでしょうし、大きな自然災害を体験した事がない人も多いでしょう。(私はないです。)

 

  • 他の人と容易に接触できない
  • 欲しいものが簡単に買えない
  • お金が足りるか、食べ物が足りるか不安だ

という状況の中で、精神的な健康をどのように保っていくかは難しいですが、とても重要な事です。

私が思った重要なことを書き述べてみます。



根拠のない色々なニュースやSNSに惑わされない

SNSのインフルエンサーには、非常に無責任な発言をしている人がみられます。

医療関係者でさえ、眉唾物の発言をしている人もいるので、気をつけて下さい。

出来るだけ客観的な情報が知りたい人は、ニュースに載っている政府からの発表のビデオや政府のウェブサイトMinistery of Healthのウェブサイトを見る事をお勧めします。

 

ニュース記事そのものは、ニュースレポーターの私見が入っていたり、一方的な見解による記事で、読者の怒りを不要に湧き立たせるものがあります。

勿論、言論の自由がありますが、新聞記事を読むときに、その記事が関係者すべての見解が載っているかどうか注意してみて下さい。

医学的アドバイスは信頼の置けるウェブサイトから得る

ニュージーランドのHealth Navigator というウェブサイトには、役に立つ色々な記事が載っています。

今回のcovid-19に関連した記事もたくさんあります。

 

例えば、子供関係なら

COVID-19 - helping kids cope with anxiety

とか

How to talk to kids about scary news

自宅から仕事をしている親御さんには

Working from home as a parent during the pandemic

とか。

また現在GPクリニックや病院の一部の外来がしている電話による診察について

What is telehealth? A brief guide for whanau

などです。

全くcovid-19と関連のない記事も多く載っていますので、ぜひ参考にしてください。

(勿論私は、このウェブサイトとは何も利害関係はありません。)



マインドフルネスの達人になる

こんなに時間がある時だからこそ、今まで『忙しくてできない』と言っていたマインドフルになる習慣を始めてみてください。

うちのクリニックのHealth Improvement Practitionerのお勧めのSmiling MindというNot-for-profitの団体が作っているアプリ(無料)を使ってもいいですし、他のアプリやウェブサイト、本を試してみてもいいでしょう。

4週間、毎日時間をとったら、かなりマインドフルになるのが上手になると思います。

(私も”忙しくて” 挫折した組ですが、これを機にもう一度やってみます。笑)

他の人に優しくする

covid-19の件で、私の仕事のルーチンも少し変化し、色々と不確実な情報が出回ったため、自分でもちょっとイラついているのがわかります。

同僚といつもより激しく議論してしまったりとか、仕事の邪魔をされて、落ち着いて対応できなかったりとか。(周りの人もちょっとイライラしているので、ついそれに反応してしまう私。)

 

こんな時だからこそ、いつもより人に優しくする事が大切なのだな、と身を以て感じています。

でも、自分に余裕が無い時に、他人に優しくするのは簡単では無いですね。

 

他人にイラついている自分を感じた時に、そこで止まって

(相手にも余裕が無いんじゃないか)

(どうしたらその人の助けになれるか)

と考えてみると、自分の気持ちにも余裕が出てくるかもしれません。

 

ロックダウン中は働いていないから、他の人には会わないよ、という人は

  • 家族にいつも以上に親切にしてみる(マッサージをしてあげるとか)
  • 知り合いにメールを書いて、元気にやっているか確認してみる

とかいうのはどうでしょう。

他にもアイデアがあったら、ぜひ教えてください。

私もこの記事を投稿し終わったら、夫に”ダーリン💖マッサージしようか”と言ってみよう、と思います。笑

自分のメンタルヘルスが悪化していて心配な人

かかりつけのGPに連絡してください。

covid-19関連でメンタルヘルスが悪化し、カウンセリングが必要な人たちへ、Primary Health Oraganizationが余分のカウンセリングの枠を設けているようです。

お住いの地域で異なると思うので、GPクリニックに電話連絡し、ぜひGPに相談してください。

 

お互いを気遣いつつ、この4週間のロックダウンを乗り切りましょう。